Rose No.03 [バラ]
《?》
バラの花束。
彼女はもちろん彼にもダントツで人気No1だそうだ。
つまり、もらう方も贈る方も。
なぜ人気があるのだろう?
(もうありえない在り様だが)
例えば、自分の場合を想像して検証してみる。
抱えるほどの真っ赤なバラの花束を持って、
交差点で立ち止まり、街中を抜け
待ち合わせの場所まで歩いて行く。
客観的にはカッコいい感じだが、
本人は有名スイーツ店の箱なんかより相当バクバクして勇気がいる。
形か色か分からないけれど、誰もが特別な花だと思っているから、
抱えている花束が何か特別な状況を演出する前触れであろうことがわかってしまう。
その勇気が必要な分は特別だ。
だから受け取ってもらう相手にだってサプライズが起こるんだろう。
よし、我が家の創立記念日にでも…。
Rose No.02 [バラ]
《?》
June Bride. お幸せに!
結婚式に呼んでいただいて困ることがある。
花嫁の感謝の手紙だ。
多くは母へのものだが、
たまーに、父へのメッセージがある。
いつの間にか自分の娘のことの様に、
胸が熱くなって居場所に困る。
この状況下では、カメラを構えて
気をそらすのが関の山だ。
幸い(?)娘はいない。
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Rose No.01 [バラ]
《聖火》
国立競技場では最後の点火が行われたばかりですね。
バラはあっという間に美しい時間を通り過ぎていきます。
そして一見同じように見えても、
それぞれが少しづつ受け継いできた遺伝子を出したりひっこめたり、
沢山の表情を見せてくれます。
近くのバラ園がオープンしました。
少しずつ思い出に残せたらと思います。
名前がわからないものが多いので
名無しの花はそういうものと思っていてください。
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