5月の花 ヤマフジ [5月の花]
ヤマフジ。
昨日紹介したタニウツギにほど近い場所に咲いていました。
フジの花、人里ではもうほとんど見ごろは過ぎ、見飽きた方も多いでしょう。
でも、ここ東北の少し標高のある山間地では、まだまだ、つぼみが順番を待っています。
澄み切った空気の中、
見上げれば日焼けしていない新緑のミドリ、
そして白に重ねたフジの色、
ココロの中まで清々しさを感じます。
日本では、このヤマフジとフジの2種。
ヤマフジは木に寄生して生長を妨げるため、
植樹のない自然林でしか見られないんですね。
5月の花 タニウツギ [5月の花]
タニウツギ。
夕暮れに沈むタニウツギは、
昼間あんなに華やかだった花たちが
静かに空を見つめている様にも見えました。
場所はこんなところ。
昼間なら人里離れた山中にこの賑わい。
漢字では「谷空木」と書きます。
谷間に生息し茎がパイプ状で空洞になっているところから来た名前だそうです。
やっぱりこれも野草的命名でした。
データ:NEX-6 + SELP18105G
※1、2枚目を少し明るく修正しました。
スマホやタブレットだと暗い部分の表現がつぶれがちですね。
5月の花 チョウジソウ [5月の花]
チョウジソウ。
丁字草の語源は、花を横からの眺めると「丁」の字に似ている、
一方では、香辛料の丁子と言う花に似ているため。
葉や茎にはアルカロイドを含んでいて有毒である。
もう少し深い意を込めた名前でも良かったと思うのですが、
人が手をかけて育てる草花と違って、
山野草の名前は、そんな所なのかもしれませんね。
実物はベリークールの一言です。
花色は濁りのないとても上品な薄い青紫、
涼しげな色合いは心惹かれます。
データ:NEX-6 + SONY SELP18105G
5月の花 カキドオシ [5月の花]
カキドオシ。
一昨々日紹介したオオアマナの近くに自生していた花です。
いつものように帰宅して調査(大げさですが)。
似た花が多いので慎重に。
花が終わると地を這うように延びる姿が垣根を通り抜ける勢いだとか。
その様子から「垣どおし」。
んー、そのまんまの生きている姿を現す名前でしたか。
花をつける時だけ頭を上げるのは、繁殖する上で賢い生き方です。
昔から子供の癇の虫や消炎、結石の治療、
今では糖尿病への効能もあって期待の野草です。
身近な所ではカキドオシ茶なるものもありました。
こんな小さな姿して、古くから人の役に立っていたとは。
「垣通」
今命名するならば、もう少し敬意が込められただろうに。
データ:NEX-6 + TOKINA AT-X 90mm 2.5(Canon FDマウント)
5月の花 カモミール [5月の花]
カモミール。
Wikiによれば、語源は「大地のリンゴ」で、
その香りから来た意味だそうです。
リラックスできる香りとして親しまれていますが、
皮膚の修復に効果がある成分が入っているため、
気持ちを安らげるだけでなく本当の意味で体を治す効能もある様です。
やさしい香りは本当に癒されます。
今夜は、カモミールティーで。
データ:NEX-6 + TOKINA AT-X 90mm 2.5(Canon FDマウント)
5月の花 ハルジオンと完熟タンポポ [5月の花]
ハルジオン。
ハルジオンとヒメジオン、どちらもそっくりです。
花を見ただけでは、区別がつかない。
でも蕾があれば簡単です。
ハルジオンの蕾は、おじぎをしています。
上の写真でも、端の方に下を向いている蕾が見えますね。
それと茎を折ってみると、空洞があるのがハルジオンだそう。
もうすぐ六時。
そろそろ帰ろうか。
完熟タンポポ。
ボケ。写真の方のです。
技術的な事には余り興味ないんですが、
沢山撮っていると自分の求めている事が
何となく出来るようになってきました。
とは言っても、画面をシンプルにするために
ボカシたり、アクセントの玉ボケを入れる程度ですが。
トキナーのマクロは古いレンズなのに、
とっても楽しませてくれます。
データ:NEX-6 + SONY SELP18105G
5月の蝶と花 ベニシジミとオオアマナ [5月の花]
ベニシジミ。
今回は、蝶をメインに。
比較的、寄っても逃げないでくれたので急いで撮りました。
この時は30cmほどだったか?
マクロ90mm×APS-C倍率分の距離が活きました。
花も手探りですが、蝶は始めてだったので、
また機会があればまたチャレンジしたいですね。
オオアマナ。
ベニシジミがとまっていた白い花、自生のオオアマナです。
先人の解説を引用させてもらうと、英語でベツレヘムの星と呼ばれているそうです。
クリスマスツリーの上に輝かせる星、意味のある星の様です。
確かにきれいな星型ですね。
データ:(上)NEX-6 + TOKINA AT-X 90mm 2.5(Canon FDマウント)
(下)NEX-6 + SELP18105G
5月の花 踊る豚(ブタナ) [5月の花]
ブタナ(豚菜)。
姑息にも、タイトルで気を引こうとしているのが見え見えですね。
昨日から急に気温が下がったため、強い風に見舞われました。
ファインダーから花が居なくなるので、風は強敵なんです。
さて、写真はと言うと、
めげずに風待ちで撮っていたのですが、段々と適当に。
この際、風に任せて何か偶然を期待して撮ってしまえ! と。
それが今日のお題になりました。
果たして、イメージの出来は…。 ?。
ブタナは、タンポポモドキとも言うそうで、葉はタンポポそっくりです。
ほかに花弁がそっくりのオニタビラコもいます。
その名は、フランス語の『ブタのサラダ』直訳だそう。
さて、今日は風に踊る豚菜ということで、豚に踊ってもらいました。(オソマツ!)
データ:NEX-6 + TOKINA AT-X 90mm 2.5(Canon FDマウント)
5月の花 鉄線 [5月の花]
テッセン。
「鉄線」、んー、インパクト十分な名前です。
その中でも8枚の花弁をもつものは日本で作られたカザグルマ系と言うそうです。
こんな名前ですから、由来が知りたくなります。
答えは単純でした。
茎(蔓:ツル)の部分が鉄線の様に硬くて強い、丈夫なところから来た名前。
それを裏付けるように、その昔、欧州で物乞いする者が、
この茎で体を傷つけて同情を誘ったという話もあるくらいですから、
有名な茎!?なのでしょうね。
データ:(上、下)NEX-6 + TOKINA AT-X 90mm 2.5
5月の花 大待雪草 [5月の花]
大待雪草(スノーフレーク、スズランズイセン)。
タイトルにどれを使うか悩んで、結局、漢字の名前を選んだのですが、
読みはオオマツユキソウなんですね。
マチと読みたくなりますが、マツと読ませる。
待雪草もマツユキソウです。
マツなら意志を持って待つ感じですね。
ただ、私が知らなかっただけかも知れません。
私の住んでいる辺りでは今の時期に咲くので、少し遅い方でしょう。
それでもファインダーを通して、春の花の終焉を感じます。
そうそう、花屋さんの店先は、カーネーションの特売も終わって、初夏の花、紫陽花が並んでいました。
夕日が落ちた田んぼ↓。 静けさを感じて頂けるでしょうか?
いいえ、実態はカエルが大合唱中でウルサいの一言。
データ:(上)NEX-6 + TOKINA AT-X 90mm 2.5
(下)NEX-6 + SELP18105G